REALFORCE:R3レビュー1カ月使用してわかった良い所悪い所ランキング

キーボード
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東プレREALFORCE(リアルフォース)R3を購入して1カ月、毎日ハードに使ってみたので、良い所と悪い所の詳細をランキング形式で紹介したいと思います。開封当日には見えなかったところもあったので参考にしていただけると幸いです。

良い所

1位:打鍵感

触った瞬間に明らかにメカニカルのキーと打ち心地が違うことがわかりました。
静電容量無接点式は構造としてキーの沈み込みで入力を判断するため、打鍵感にパワーを全振りできているみたいです。
一か月使ってみて手持ちのMX青軸のキーボードを触ってみたのですが、もうメカニカルには戻れないと思いました。
キーを押すための引っかかりは感じないのですが、キーの塊のような感覚は手からしっかりと感じられるように設計されているのが絶妙だなと驚きます。

2位:異次元の軽さ30g

選択肢としては30g、45g、変荷重があり私は30gを購入しました。
せっかくREALFORCEを買うならREALFORCEでしか味わえないものがほしいという観点で、45gが消え、キーによって荷重が変わるとショートカットキーで荷重変わることになり嫌に感じたので変荷重が消えました。
30gが初日から全然使いこなせたのと、手を上にのせているだけでは入力されないようなキー構造をしていることが大きいです。
感触としては異次元の軽さを発揮しつつ違和感なく使いこなせる絶妙の調整具合という感じです。

3位:APC0.8mmで撫でるタイピングが実現できる

買う前はAPCなんておまけと思っていたのですが、いざ0.8mmを実装してみると、底打ちをしなくても入力が可能になりました。最初はメカニカルの癖で底打ちしまくっているのですが、次第に表面を撫でるようにタイピングができるようになると、かなり指に振動がくることがなくなり疲れにくくなりました。ソフトを使うと1キーずつ細かく設定もできるようですが、私は一括で0.8mmに。一括設定だけならソフトを使わずキーボードだけでも切り替えができるのも便利でした。
APC0.8mm ×30gの組み合わせで超高速撫でタイピングを実現できるのがすばらしいです。
底打ちスタイルも撫でるスタイルも使う人によって選べるのがこの機種の強い魅力だと思います。

4位:静音

夜に原稿を書く時も、通話中も、周りを気にせず打てるのが本当によかったです。
打鍵音としても尖っていない優しい音色で非常に上品に仕上がっているように感じ、アルファベット、ENTER、SPACE全て押していて心地いいです。
個人的に、金属音カコーンカコーン品を高確率で引くメカニカルで静音を探すよりも静電容量無接点式のREALFORCEで静音を手に入れた方が遠回りしないと思います。

5位:標準的な配列でSPACEキーが中央で無変換変換も押せる

キーマップをいじるにしても、他のキーボードに移った時のことも考えて、なるべくどのキーボードでも支障なく割り当てたいと考えた時に、初期状態が標準的配列をしているのはよいことだと思いました。
またSPACEキーがFとJを基点とした時に中央に来るように設置されているため、 SPACEキー両サイドの無変換、変換キーをFNに割り当てて使っている時にどちらのキーも押しやすかったです。

6位:キーマップ変更ソフトが楽しい

キーマップを初期値からいじる予定はなかったのですが、いざソフトウェアで遊び始めたら楽しかったです。これからはキーマップがいじれることを前提条件入れたいくらい。使用する人に合わせてキーボードを最適化するためにこの機能は大事だと思います。
おすすめキーマップについては別記事で紹介しています。

7位:無線切り替えが簡単

PCとスマートフォンの入力切替をよくしていますが、操作もFn+(1~4)だけで直感的に行えるので便利です。遅延や無線の切れという問題も生じていないです。

8位:パームレストがいらない

手前のキーと筐体高さが絶妙に低いため、パームレストなしでも疲れず打てています。
最初はキーボードの脚を立てて使っていましたが、今は脚を降ろして使っています。
脚を立てた方が底打ちする場合しっかり押せそうな感触があります。ただ、奥のキーが平らな時より遠く感じるかも。
平らにすることで、自然と奥のキーも負荷がかからず指が届く印象です。
撫でるタイピングをしたい人は平ら運用がおすすめです。

9位:コードが外せる

ソフトウェア操作の時だけ有線接続していて普段は無線で使用しています。
有線無線の選択肢が両方とれてかつ、コードも使わない時はしまっておけるのがいいと思います。

10位:音量調整キー便利

つけようと思えばキーマップ変更で割り当てできるのですが、そもそも今までキーボード単体で音量調整しておらず、画面の音量バー使っていた人間だったので、キーボードで簡単にミュート、音量調整できることって便利なんだなと思いました。

悪い所

1位:長時間使用しないと電源落ちる

設定を変えてなるべく電源を落ちないようには設定できるものの、それでも不便。
先日、公式のTwitterでソフトウェア側のアップデートを検討していると報告がありました。はやく直してほしいです……

2位:でかい

フルキーボード買った時点で大きさわかっていたでしょ? と思われるかもしれませんが、実際目の前に置いたら想像以上の縦横の大きさが目立ちました。キーより外側の筐体の面積が大きいように感じます。そのあたりはR2の大きさの方がよかったかなと思います

3位:カッコよくはない

R2の右上の本体に合っていないロゴ色から透明になり、マシにはなりましたが、カッコよさだけで買いたいと思わせるデザインではないと正直思います。ただホワイト一色のモデルが標準実装されたのは白好きだったので評価ポイントでした。

4位:高い

だが買った方が負け。
打鍵感、30gの異次元の軽さ、打鍵音で確かに価値はあるとは思います。
東プレ軸がほぼ独占市場になってるから仕方ないのかとも思いつつ……
ただ、今回は静電容量無接点方式、無線のメインに使えるキーボード、REALFORCEのキーボード……これらに該当するキーボードを持っていなかったからすぐ買う判断ができましたが、今後新モデルが発売されてどれくらいの性能アップがされたら買うかと聞かれると、もう見た目ぐらいしかなくない? と正直思ってしまいます。

5位:近くで飲食できない

私が買ったのはスーパーホワイトモデルだったのですが、食べ物飲み物がはねて汚れるのが怖くて作業デスクでは一切飲食はしないようになりました。もし、飲食もキーボードと同じ机でされる方はブラックを買うか、上に何か被せる案を検討する方がいいかもしれません。

6位:キーマップ変更ソフトが有線でないと使用できない

まあキーマップ変更も最初ぐらいしかやらないと言われればそれまでなので、すごく不便ではないですが、最初画面にキーボード認識されなくて手こずりました。

7位:現状キートップの種類がない

MX軸みたいに種類はないです。近々キートップが公式からも発売されると風の噂では聞いていますが。変えなくても見た目が完成されているキーボードにするか、オプションを充実させるかしてほしいなと思います。

8位:持ち運びは絶望的

持ち運びはHHKBに任せているのかもしれませんが、HHKBは癖が強いので最初の1体として買うのにどうしても躊躇していました。
持ち運びしないにしても、デスク周りの幅はかなりとるので、今後文字を打つ最小限のキー数(60%)のモデルが出ないか期待しています。
静電容量無接点東プレ軸×コンパクト×オーソドックス×日本語配列×見た目がカッコいい×30gの組み合わせが早く出てほしいです。

結論:迷ってるなら買って試した方がいい

特に、今まで静電容量無接点式を使用したことがなくて気になっているという方は、すぐ買って試してほしいです。次元が変わるので。REALFORCEは静電容量無接点式の中では一番オーソドックスな立ち位置なので、まず最初はREALFORCEを使ってみるといいと思います。




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