FILCO「Majestouch2」メカニカルキーボード青軸を3年間使用したレビューです。
FILCO Majestouch2 108フルキー青軸日本語配列 USB&PS2両対応 Nキーロールオーバー対応 独Cherry青軸採用メカニカルキーボード ブラック FKBN108MC/JB2
一言で表すと「堅牢」
土台からキーまで頑丈なつくりをしているメカニカルキーボードです。
3年使っても壊れる兆しもなく、今もバリバリ使えています。
他の青軸メカニカルキーボードと比べてこのキーボードの大きな特徴は、1つひとつのキーの作りがしっかりしており、ぐらつきが少ないことです。
大きいキーであるエンターキーやスペースキーも店頭の他のキーボードと比べてぐらつきが一番少なかったのが購入の決め手になりました。
見た目は良くも悪くもザ・地味
光るキーボードは集中が削がれそうだったので、もとから光らないものを探していました。黒いキーに白字は使っていて文字が見やすく、集中しやすい配色でした。
右上のnum、caps、scrollのロックは青くライトで光るようになっていましたが、これもそこまで気になるほどではありませんでした。
大きめのキーが○ 配列は王道
英字ブロックの表面の大きさは大きめ。
店頭に並んでいるなかだとRazarとかがうち心地はよかったのですが、キーが小さく感じ打ちづらそうだったので断念しました。あと、蛇がかわいくなかった。
エンターキーはやや長めの8cm。C真ん中~M真ん中の位置にあります。
配列は王道で会社では別のキーボードを使っていましたが問題なく使うことができていました。特に、左下がCtrlがよかったので気に入りました。
MX青軸はモチベーションを上げてくれるが他の人に配慮が必要な音量
MX青軸のカチカチ音は、タイピングしていて気持ちがよいです。モチベーションが上がりました。
ただ、他の人に配慮が必要なレベルな音量です。
夜に作業をしていて、ドアを2つ挟んだ隣の部屋にいる人に音が聞こえるという事例がありました。
またテレワーク中、オンライン会議でメモをとる際には音が入るのでPCのキーボードを使用していました。
他にも、配信者の方などは青軸は難しいかもしれませんので、FILCOからも出ている他の静音タイプの軸の検討をおすすめします。
キーは空押し区間あり
キーを押してすぐスイッチではなく、数ミリの空押し区間があり、スイッチを押して初めて入力判定される構造になっていました。
ライティング、プログラミングをしている分には特に遅延などは気になるところはありませんでしたが、ゲーミングとして不向きかと思います。
キーはNOT昇華印刷
キーは昇華印刷ではないので、3年使用したところ多用する英字ブロックは若干薄くなりました。文字は全然識別できる状態です。
メーカーの対応も丁寧
実は届いてすぐキーの音をチェックしている際に、エンターキーがカコーンと金属音が響く状態になっていました。少し使ってみたのですが、タイピングしていて気になってしまうレベルだったので、ダメもとで修理できないかサポートに送ったところ、「故障ではないですが、新品の別の個体でなるべく音がしないものを送ります」とのお返事をいただきました。後で色々調べると、このカコーン現象は他のメカニカルでも同じようなことが起こるような口コミをネットで見つけたので、メカニカルの性質上の問題もあるのかなと思います。故障ではないレベルの対応にも丁寧に対応してくださったので、FILCOのサポートは信用できるなと強く思いました。
メカニカルならFILCOは一度は選択肢に考えてよいメーカー
総じて、丁寧なつくりをしているキーボードという印象を受けました。長く愛用できる製品だと思うので、メカニカルキーボードの購入を検討している方は、ぜひ触ってほしいキーボードです。
後継機である有線無線両対応のMajestouch Convertible 2 HAKUAにも注目です。