サンリオ展に行って来たので、まだ行っていない方へおすすめのポイントまとめと最後に感想を書きます。
所要時間:最低でも2時間
じっくり見ようと思えば冗談抜きに一日では見られないです。
なぜ、これほど所要時間がかかるかというと、サンリオ展は「いちご新聞」という文字展示の情報が膨大にあるからです。原画やキャラクターの説明だけだったら絵画などの展示会の時間で済むのですが、新聞は文字がびっしりなのです。しかも全部面白い……サンリオのキャラクターの誕生物語やインタビュー記事。気が付けば無限に時間が過ぎてしまいます。私は友人とサンリオ展に行きましたが、ちょっと止まって見てみたい記事も正直あり、何個かは流し読みにとどめておいたり、写真にとっておいて後で読み返した記事がありました。繰り返しになりますが冗談抜きで一日で全て読み切れないです。
前売りチケット
サンリオ展は全ての日程で開場時間より1時間毎に入場可能時間が区切られています。
以下でチケットを事前購入していきましょう。
https://l-tike.com/event/mevent/?mid=588126
行くなら平日の開場すぐがおすすめ
チケットの値段が平日の方が200円安いです。
また、開場すぐ行きましたがゆっくり行きたい展示に進みやすかったのでおすすめです。
入口が超わかりにくいので早めに行くべし
簡単に言うと、東宝の映画館の方面に歩きながら「美術館展望台」と書いてあるエレベーターを見つけて階段をのぼって行きます。わからなかったら、迷わず近くの人に聞いた方がいいです。
見どころ
原画
ただでさえカワイイ、あのサンリオのキャラクターが、色鉛筆で描かれた絶妙なタッチで心を解かす芸術でした。
普段、私は漫画の原画集とかあまり買わないのですが、今回ばかりはサンリオ展の原画の入ったグッズを何か一つでも買って帰りたいと思いました。
いちご新聞
大量のサンリオの文献資料の展示、いちご新聞。
最初はこんな見切れない……とななめ読みするのですが、どの資料も面白い。特にキャラクターの誕生秘話の話はどれも見ごたえがありました。
サンリオの歴史
なぜサンリオが「いちご」を大事にしているのか。サンリオが出版業もやっていたとか。今のキャラクタービジネスに来る前のサンリオの歴史は非常に興味深かったです。ただ、カワイイと癒されるだけでなく知識欲も満たしてくれる展示会に仕上がっていたと感じ非常に満足感が高かったです。
おすすめのグッズ
サンリオ展ではオリジナルグッズが売られています。
見てきた中で特におすすめのグッズを3つ紹介します。
図録
2530円
サンリオ展の展示内容の情報が載ってます。
グッズ売り場で試し読みできるので是非見てみてください。
個人的に、原画の下書きがトレーシングペーパーで書かれているページがお気に入りで、サンリオ展自体には下書きの展示はなかったので買ってよかったなと思います。
額絵
1430円
マイメロディとキキララがお好きな人はマストバイ!
サンリオ展で飾られていた原画をおうちでも楽しめます。
ポチャッコ、タキシードサム、ポムポムプリンなど私の推しがいなかったのですが、いたら大量に買ってました。
ポストカード
165円
お金がないけど、あの楽しかった思い出を持ち帰りたい。そんな方にはポストカードをおすすめします。キャラクター数も豊富なので、推しを買うのもよし、サンリオ展で新たに好きになった子を買うのもよしです。
おすすめのグルメ:サンリオ展 コラボレーションカフェ/レストラン
なんとサンリオ展のお隣のTHE SUN & THE MOON(Restaurant)でコラボメニューが楽しめます。
期間によってメニューが変わるのと、予約しなければ頼めないメニューがあるので、興味のある方は事前にサイトをチェックしてみてください。
https://www.tokyocityview.com/sanrio-museum-ex/restaurant/
サンリオ展の感想:サンリオの精神「ときめき」に感動した
ここから先はサンリオ展に行ってきた個人的感想です。
サンリオ展であまりにも感動してしまい、写真をとってきた言葉があります。
サンリオにとってキャラクターとは何なのでしょう? それは「ときめき」を作るものと考えています。創業初期のサンリオは、キャラクターに限らず、グッズにしても「人間の実生活に役立つもの」はひとつも作っていませんでした。そのかわりに、手に取る人が感動したり、笑顔になれるものばかり作っていたのです。喜びや感動の感情も人間の生活にはとても大切なものだ、そう考えるサンリオが生み出すキャラクターは「ときめき」を生み出すものでなければならないのです。
サンリオ展より引用
転職活動中で、文学部出身の、物語を、百合を愛する私に、この言葉は大変響きました。
面接をするたびに、それで君は何の役に立つの? って言われているみたいですごく嫌でした。それでも何とかアピールはしないといけないので、色々がんばりますが。大学でも文学部って、教授にでもならない限り就職に役に立たないとか平気で言われますし。物語を始め芸術は生きるために役に立たないものとも言われがち。
しかし、役に立つ立たないだけの切り捨てを行っているだけの世界はひどく寂しい世界だと思います。そのうち、なんで生きてるかもわからなくなる虚しい世界。
人生にはテーマがあって、本来そのために一生懸命に生きているはずです。役に立つ立たないの話は手段をどうとるかの話。テーマにはなりえない。
では「ときめき」って私にとってなんだろうと考えたとき、私にとってのテーマを魅せてくれた光なんだと思いました。私にとって百合が大きな「ときめき」だったのですが、百合自体はテーマではなく、作品を生み出して世界を何か変えることが今の私のテーマです。サンリオでいうなら、「ときめき」はテーマではなく、ときめきを生み出して世界をよくすることがサンリオのテーマだったんだなとサンリオ展を見て感じました。
カワイイは世界を救う。
百合も世界を救う!
私は本気で信じています。