青の美しい見た目に惹かれて聴いてみたら音も美しすぎた。
美音系イヤホンBang & Olufsen「BeoplayEX」をレビュー。
デザイン
ブルー系では1番美しいと感じる。
黒い部分の色味も落ち着きがある。
筐体の操作部分にはガラスが採用されており鏡のように光が反射する。
ケースもマットな質感で高級感がある。
付属イヤーピースはお揃いの色で嬉しい。
見た目だけでも所有感を満たしてくれる。
音質
艷やかな表現が特徴的。
音の余韻の美しさに息をのむ。
このイヤホン独特の美しい音の響きから”美音系”とも言われている。
高音から低音まで不得意な音域がない。
他のイヤホンで聞き取れていなかった楽器の音がわかるようになった。
今までのイヤホンでは束になって聞こえてきていた音が、BeoplayEXでは楽器、声、全ての音が生きて調和して耳の中で響き染み渡る感覚がある。
装着感
首を振っても落ちない。
本体が軽いので付けていて重みを感じることはない。
イヤホンの形が縦長な丸い構造なので4時間以上継続して付けていると耳珠が少し痛くなった。
耳の大きさが気になる人は念のため試着した方がよい。
映画2本ぐらいなら続けて見ても問題はなさそう。
機能面
マルチポイント
今までマルチポイント機能がないイヤホンを使用していたので、PCとスマホをいちいち接続切り替えしないで済むことが本当に便利に感じる。
マルチペアリング
最大6台まで登録可能。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリング、通過(外音取り込み)、ニュートラルの3段階で調整が可能。
BOSEと比較すると弱いが、外出で使用する分には充分な性能。
バッテリー
ANCオンで最大6時間、 ANCオフで最大8時間。
Type-cで充電可能。
左右片耳だけの使用可能
トラックの移動操作ができなくなるのが惜しいが、単一イヤホンでの使用も可能。
ワイヤレス充電対応
Qi ワイヤレス充電に対応している。
防水防塵性能
汗や水にも強い IP57 認定に準拠した防塵・防滴性能。
天候を気にせず外出先で使用でき、スポーツ時も活躍が期待できる。
OwnVoiceテクノロジーで通話もしやすい
音声の音量をキャプチャして調整し、バックグラウンドのノイズをフィルタリングして音声を明確に表現する機能が付いている。
テレワークやゲームの通話器としても活躍できる。
耳からイヤホンを取ると自動で音楽が止まってくれる
スペック表に書いていない所で地味に感動したところ。
耳から取ると自動で停止し、付けると自動で続きから再生される。
音楽を聴いている最中に話しかけられた時いちいち止めなくてもよいのが便利。
アプリ
アプリからしか設定できない項目もある
ノイズキャンセリング、ニュートラル、外音取り込み(透過)の切り替えは、イヤホン単体から操作もできるが、今の設定が確認しやすいのでアプリで操作できるのはありがたい。
風騒音防止機能の切り替え等アプリからしか設定できない項目があるためアプリはインストール必須。
イヤホンの各アクション操作設定の変更はできない。片耳の設定など変更したかったので惜しいポイント。
サウンドモード(イコライザー)
事前に4つのプリセットが用意されている。
最適
標準仕様。
イコライザーを中央にすると設定できる。
ボーカルもBGMも満遍なく表現できている。
Sport
運動仕様。
高音が若干控えめになり低音が強くなる。
音が丸くなりボーカルが抑えられてリズムを刻みやすい。
ベースやドラムの音を聴きたい時にも使える。
Commute
通勤仕様。
高音低音ともに強くなる。
外出する時に音がかき消されない。
Clear
中高域の明瞭さが増す仕様。
ボーカルを聴きたい時に使える。
Podcast
インターネット上で配信される音声コンテンツを聴く仕様。
明瞭さを保ちつつ低音がやや強くなる。
Webラジオを聴く時に使える。
プリセットの他にも自分でポインターを動かして調整が可能。
ポインター1点を動かすだけなので、折れ線のような細かく設定が必要なタイプのイコライザーと比較して感覚的に操作しやすい。
大崩れしないようになっているので調整に詳しくなくてもイコライザで遊べる。
音質重視でデザインや機能面にもこだわりたい方におすすめ
特別感を抱かせてくれる美しい見た目。
どの音域も生かす表現力。
このイヤホンでしか聴けない音の艶やかさ。
音質重視でデザインや機能面にもこだわりたい方にBeoplayEXはおすすめ。