HHKB雪レビュー REALFORCE R3と比較/配列/打鍵感/静音

キーボード
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この度はじめてのHHKBを購入しました!


11月頭にREALFORCE R3を買ったばかりで悩みましたが、静電容量無接点のすごさに驚いたのと、限定1,250台の白ボディに惹かれて買ってしまいました。

この記事では雪モデル( Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S 日本語配列/雪 )の見た目の他にも、HHKBの現状ハイエンドモデルであるHappy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S(日本語配列)自体のレビューも行っていますので、これからHHKBの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

良い所

コンパクトさ

(上)REALFORCE/R3(下)HHKB雪

REALFORCEのR3フルキーを買った後だったので、HHKBのコンパクトさに感動しました。キーボードのすぐ右にマウスが置けてデスクが広く使えます。
私は普段ライター業とネットサーフィンでキーボードを使用しているので、F5ぐらいしかファンクションも使わなかったので、このサイズがベストだなと思いました。

見た目がかわいい

コンパクトなサイズ感に加えて、雪モデルの白いボディがかわいくて、見るだけで癒されます。HHKBは他モデルでも渋めの「墨」モデルとどこか懐かしさを感じる「白」モデルが発売されています。個人的に「雪」も今後限定ではなく普通に売ってほしいです。

打鍵感

REALFORCEのR3の30gも持っているのですが、同じ東プレ軸の静電容量無接点でも打鍵感がかなり違うと感じました。HHKBは45gなので単純な比較はできないのですが。
HHKBを押した時の第一印象はキーを押すときにキーの周りを擦れる、摩擦のような感覚があったことです。これが絶妙に気持ちいい打感に繋がっているのではないかと思います。REALFORCEの方は水面を手で撫でるような感覚、HHKBの方は雪の上を踏んでいくような感覚。
キーを押した後にしっかり元の位置に戻ってくる感覚も打っていて気持ちがよいと感じます。正確に1キーずつ押し込みながら打っている感覚があります。

HHKBはチルド(キーボードの脚)を二段階立てられる仕様になっていますが、チルドの立て具合によって音が変わると感じました。チルドを立てない方が音が低くなって好みなのでチルドを立てずに使っています。
コトコトに摩擦音が混じり、叩いていて気持ちがいい音がします。
音に関してもREALFORCEとは違う音だと思います。静音でいうとREALFORCEの方が静かに感じますが、HHKBの静音も外で問題なく使えるレベルに仕上がっていると思います。
低めの音で集まっているのがポイントが高いと思います。

日本語モデルは矢印キーが単独で押せる

コンパクトキーボードに憧れはあったのですが、矢印キーがないモデルが多く購入できずにいました。HHKBは日本語モデルに矢印キーが単独でついているのが素晴らしいです。普段文字を大量に打つライター業なので矢印は多用するためありがたいです。Fnキーの組み合わせでホームポジション近くに別の矢印キーは設定しましたが、それとは別で単独の矢印キーは便利です。

Spaceキーが短めで無変換変換が押せる

Spaceキー両サイドを押せるのが日本語配列の大きい魅力だと思います。
今は無変換キーに全角半角切り替え、変換キーにFnを割り当てて運用しています。

無線も有線も対応している

無線キーボードは手軽に机の上で配置を変えられるのがいいです。HHKBはコンパクトサイズなのでREALFORCEより無線の恩恵があると感じます。無線の接続も簡単に行えたので一度覚えれば説明書を見なくても使えました。

キーマップ変更ソフトが使えてmacのキーも割り当て可能

HHKBは自分で配列をカスタマイズできるのが楽しいです。散々変態配列と言われているHHKBですが、配列はソフトで後でどうとでもなるので、配列に関しての不安はそんなにしなくてもよいのではないかと思います。
macのキーも割り当てが可能になっており、Windowsユーザーだったのですが、かな英数が単独で割り当てられるのは便利そうに感じました。
おすすめキーマップについては以下の記事で紹介しています。

HHKB配列おすすめキーボードキーマップ(ライター向け)
今日はHHKB HYBRID Type-S(日本語配列)のおすすめキーマップについて紹介します。ちなみに私は普段、小説やブログ記事の執筆、ネットサーフィンなどの用途でキーボードを使用しています。設定は以下のようにしました。...

悪い所

30gの選択肢がない

REALFORCEの30g×0.8mmの撫でるタイピングが好きだったのですが、HHKBは45gしか選択肢がないのと、キーを押して反応する深さが深いので、今のところ底打ちスタイルしかとれない状況なのがもったいないと感じました。
速く疲れずスタイルを追求するのなら、REALFORCEの方がよいかもしれません。
でもHHKBは打ちこむ楽しさもあるのでどちらも捨てがたいですが。

高い

だが買った方が負け。
もし仮に本体3万、別売りの真っ白キートップもセットでこの値段だったらまあ許容範囲だと思います。

パームレストはいらないがキーが重く感じるかも

チルドを立てない状態でパームレストなしで今のところ問題なく使えています。ただ、チルドを立てた状態に比べキーが重く感じます。今のところ手に負担を感じるほどではないです。

Spaceキーが中央から少しズレている

REALFORCEは中央にSpaceキーが来ていてFとJを基準にキーボードを置いた時に収まりがよかったのですが、HHKBは若干左よりにSpaceキーがきています。Spaceキーは右手でも押せなくはないのですが、無変換キーが左親指で押しづらく感じました。

初期キーマップが使いにくい

特に右手領域がありえないと思います。Jに「/」が割り当てられていたり、単独矢印キーと近い位置にFnと連動して使う矢印キーが凸ではない形で割り当てられていたり。

キーマップ変更ソフトが有線でないと繋がらないのにコードを付属で付けてない

REALFORCEも有線でないと繋がらなかったのでソフトはみなこういう仕様なのかと思うのですが、REALFORCEの方はコードも付属で入っていたのにHHKBは付けてくれなかったことにモヤってなりました。先にREALFORCE買っといてよかったです。

キーのフォントがダサい

HHKBは見た目を売りにもしているキーボードだと思うので、キーのフォントはもっとこだわった方がいいと思います。もっとかわいいフォントにしてほしいです。
あと、キーの印字ももっとシンプルにしてほしいです。側面のごちゃつきが特に気になります。このあたりは黙って無刻印買ってということなんでしょうか……

【追記】
新しく出た通常版の雪モデルはキーフォントが大変かわいくなりました……!

電池パック部分の出っ張りと持ち運びケースのダサさ

使う時には見えないのでそこまで気にはなりません。ただ、この出っ張りの罪深いところは持ち運びのケースを選ぶ時にHHKB純正ケースしか選択肢がなくなるということです。純正ケースをAmazonで見ると、どれも見た目がおしゃれではなく、評価もいまいち、おまけに値段も高めで買うのに躊躇しました。そこで他のコンパクトキーボードのケースを見てみるのですが、どれも電池パックの出っ張り分が入らないものばかりでした。
公式がおしゃれなケースの販売をしてくれるか、次のモデルで出っ張りがなくなることを期待しています。

なぜ限定にした雪モデル

もう白モデル廃止にして渋い墨、かわいい雪で突き進んでいいんじゃないかと雪モデルの盛り上がりを見ていて思います。

【追記】
現在は雪モデルも通常ラインナップに加えられました!みんな買える!

なぜ限定にした無刻印

最初から本体買った人には全員に無刻印キートップ付属するべきだったと思います。12/8から追加販売で本体買った人への優先販売も開始されましたが、これも全員が買えるのではないのが悲しいです。

【追記】
現在は無刻印セットもみんな買えるようになりました!

HHKBが合う人と合わない人

最後にHHKBの特徴からこのキーボードが合う人合わない人をまとめます。

○キーを上から底打ちするように打ち込むタイピングをする人
×撫でるようにタイピングする人

○1キーずつ正確に打ち込んでいきたい人
×とにかく速く打ちたい人

○コンパクトなキーボードを探している人
×英語配列で矢印キーを頻繁に使う人
×Fnキーを多用する人

○キーボードを持ち運びたい人

HHKBは見た目がかわいくて机に置いているだけでモチベーションが上がり打ち心地も好きなので、これから継続して使っていきたいと思います!





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